THANK U 19
チャンミンが抵抗していたのは最初だけだった。
ユノの年期の入った手練手管にチャンミンはあっけなく陥落した。
一度落ちてしまうと、
チャンミンはユノとの行為に夢中になった。
ユノと二人きりになると、
ユノに甘え、
深いスキンシップを求めた。
ユノはこの手の男の事情をよく知っていた。
日常に大きなストレスを抱えていると、
癒してくれる母親のような存在を求め、
必要以上にスキンシップを求めてくる。
今のチャンミンがまさにそれだった。
そしてチャンミンが求める対象にユノはぴったりとはまった。
しっかりしていて過度にチャンミンに依存しない。
愛人としての立場を求めない。
愛の言葉を求めない。
どんなにやっても妊娠しない。
チャンミンはユノと抱き合っている時だけは、
高圧的で口うるさい妻のことを忘れられた。
ユノにとってもそれは同じだった。
しわくちゃで息の臭いジジイの相手ばかりしてきたユノにとって、
若く美しいチャンミンと抱き合うことは一種の癒しだった。
美しい顔、
逞しい体躯
滑らかな肌、
ミントの香りが漂うようなキス
チャンミンの全てが、爛れたSEXに疲れていたユノを癒してくれた。
二人はいつしか、
二人で過ごす時間が待ち遠しく大切なものなり、
お互いの存在がかけがえの無いものになっていった。