苦いチョコレート

東方神起ミンホ。闇小説(ホラー&暴力系)多し。

終 ジリジリと焼けつく痛み 8

僕がくだらないことを、

鬱々と考えていると、


ユノが、

「う~ん……」と寝返りをうった。


顔が青白い。


さすがに、

やり過ぎたかな……


日本では、

コンサートの前だったり、

後だったりで、

さすがに加減していたから、


こんなに思いきりやったのは、

久しぶりだ。



ユノは……


このビッチで、

淫乱で、

エロい

アジアのカリスマは、


いったいどうするつもりなのかな……


ペ・ヨンジュン氏みたいに、


50にでもなったら、


ほんとに…大人しく、

女と結婚するつもりなんだろうか……




できるのかな……



ジリジリと焼けつくような、

この胸の痛みを抱えたまま、


ほんとに、

女と……

結婚する?



男友達と別れて?


僕と別れて?



この胸の痛みは、

焦燥は、


あなたも同じだろうに……




ほんとうに愛している者を、

愛していると言えない痛み……


手を伸ばし、

独占することが許されなかった愛しいあなた……



ストレスに押し潰され、

見失ってしまった、

互いの心……


焼けつくような、胸の痛みだけが、

いまだに、

心の奥底にくすぶっている。



なぁ……

あんたもそうだろ?


だから、

どうしようもなくなると、

僕の所に、

来るんだろ?


来てくれるんだろ?





ねぇ……もし……


もしもさ……


50になった時、



僕らが今より、

もう少し自由になった時、



僕が、

愛していると言ったら……


あなたは、受け入れてくれるかな。


女となんか、

結婚せず……


僕の……

僕だけのものに……

なってくれるかな。


50でも……


60でもいい……


もしもさ……


もしも……




僕は、そんな、

かないもしない願いを想いながら……



眠るあなたに、

そっと口付けた。