白磁27
二人の足元で、 チャリンと音がした。 何かを踏んだ。 「あれ‥‥?」 ユノは、足元を見た。 何かある‥‥ ユノは、チャンミンの手を離し、 地面に屈むと、 それを拾った。 「あ‥‥」 ユノは、それに、 見覚えがあった。 ペンダントへッドが陶器で出来た、 ネックレスだった。 陶器で出来たペンダントヘッ... 続きをみる
白磁26
ユノは、灯りにつられるように、 フラフラと窯の方に向かった。 身体が重い‥‥ 足もガクガクする。 ほんとは、横になっていたい。 だが、ユノは窯に向かって歩いた。 あそこにチャンミンがいる? チャンミン‥‥ 窯の灯りが、 チャンミンが、 ユノを呼んでいる気がした。 チャンミンに‥‥会いたい。 会って... 続きをみる