苦いチョコレートの新着ブログ記事
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二人はお互いの存在が かけがえのないものになっていった。 二人きりで過ごす時間が増え、 会えば夢中になって身体を重ねた。 「なぁ……ユノ…… このまま二人でどこかに逃げようか……」 「いいね…… とこがいいかなぁ……」 「どこか遠くがいいなぁ…… 周りに誰もいない山ん中とか……」 「え~……誰もい... 続きをみる
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チャンミンが抵抗していたのは最初だけだった。 ユノの年期の入った手練手管にチャンミンはあっけなく陥落した。 一度落ちてしまうと、 チャンミンはユノとの行為に夢中になった。 ユノと二人きりになると、 ユノに甘え、 深いスキンシップを求めた。 ユノはこの手の男の事情をよく知っていた。 日常に大きなスト... 続きをみる
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最初……チャンミンはユノのことも警戒していたが…… 同じような年齢ということもあり、 二人はすぐに打ち解けた。 親交が深まるにつれ、 ユノの複雑な事情をチャンミンは知ることになる。 「男に……妾になれだなんて……」 チャンミンは呟いたが、 「この世界にはよくあることさ…… 女性みたいに妊娠するわけ... 続きをみる
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side Y 幼い頃……親の借金のカタにヤクザに売られた。 顔立ちが綺麗だからと、直ぐ様幼児を好む変態の巣窟に沈められた。 何人もの仲間がプレイの最中に亡くなり消えていった。 あこで生き延びれたのは奇跡だった。 年を重ね十代後半になると、金持ち相手の娼館に移動させられた。 そこでヤクザの幹部に気に... 続きをみる
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「おはようございます。」 「あら、ユノちゃん。 おはよう。」 「これお願いします。 いい天気ですね。」 「ほんとにね~ あ、ユノちゃん、夕べ杏を煮たのよ。 持ってって。」 「うわ、うまそう。 ありがとうございます。」 光州市郊外の山の中…… 秘境のような山あいの小さな村の、さらに一番奥に建っていた... 続きをみる
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「お話中すみません。 課長……ちょっといいですか?」 ユノさんの部屋の中で捜査をしていた若い刑事らしき人が、 話している俺達に声をかけてきた。 「バスルームから血痕が出ました。 かなりの量です。 鑑識の結果待ちですが、おそらく袋詰めのほうはあそこで解体したと思われます。」 僕はふいに…… 以前見た... 続きをみる
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「大丈夫か?」 刑事がカップに入ったコーヒーをくれた。 近くのコンビニで売っているやつだ。 「ありがとうございます。」 俺はコーヒーを受け取ると一口飲んだ。 ユノさんがいれてくれたものとは比べ物にはならないが、 温かくてうまかった。 ショックで固まっていた俺の身体に、コーヒーの香ばしい薫りが染み渡... 続きをみる
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「こちらの捜査によりますと、 ほぼ間違いなく同一人物です。 チョン・ユンホ。 指定暴力団東方組の若頭です。」 刑事は写真をしまいながら俺にそう言った。 「暴力団の若頭? ユノさんが? まさか……」 俺は刑事に聞き返した。 「今……指紋を確認ていますが、まず本人で間違いないです。 ここに住んでいたの... 続きをみる
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「あれ……! あんた……」 カフェの中にいた男が俺に声をかけてきた。 警察関係者だろうか…… 男は床に散乱しているガラスの欠片を避けながら、 俺に近寄ってきた。 男が歩く度に、靴の裏に踏みつけられたガラスの破片が、バリバリと渇いた音をたてた。 「あんた、夕べここで撃たれた人だよね?」 男は俺に聞い... 続きをみる
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次に意識が戻った時は病院のベッドの上だった。 多分、銃のようなモノで肩を撃たれてはいたが、 弾は肩をかすっただけで軽症だと医者に言われた。 撃たれたショックと出血で、 意識を失ったらしい。 傷を綺麗に縫合してもらい、痛み止めや化膿止めの薬をいくつかもらって、 翌日にはもう退院し帰ってよいと言われた... 続きをみる
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「ミノ!! 大丈夫か!? ミノ!!」 「ユノ……さ……ん…… うっ………」 俺は起き上がろうとして、 肩の痛みに断念し、 床に仰臥した。 「動くな。 肩を撃たれてる。」 撃たれ……て……? 周りは真っ暗だ。 電気がついていない。 ユノさんが俺の肩にタオルを押し当ててくれた。 「っ………」 「じっと... 続きをみる
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僕がくだらないことを、 鬱々と考えていると、 ユノが、 「う~ん……」と寝返りをうった。 顔が青白い。 さすがに、 やり過ぎたかな…… 日本では、 コンサートの前だったり、 後だったりで、 さすがに加減していたから、 こんなに思いきりやったのは、 久しぶりだ。 ユノは…… このビッチで、 淫乱で、... 続きをみる
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ユノは、 女と…… できるんだろうか…… 女を……抱けるのかな…… 僕は、問題ない。 いずれ…… 年をとり、 人気が陰ってきたら、 胸の大きい、 若い綺麗な女と、 結婚すればいい。 頭のいい女がいいな。 子供も持てるだろう。 でも……ユノは? ユノは、そうなった時、 女を、抱けるのかな…… 昔、彼... 続きをみる
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Twitterを検索していると、 ユノが膝に、 小さな子供を抱え、 笑っている写真を見つけた。 たぶん…… ユノのストレスの原因は……これだ。 同級生の結婚式だ。 おおかた結婚式で、 『次は、あなたの番よ。』 とか、 『いい人は、いるの?』 とか、 周りに、いろいろ言われたんだろう。 そして、 と... 続きをみる
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何時間経っただろうか…… もう、お互い空っぽだ。 さすがに僕も、 もう、出すものが無い。 僕は、バスルームに行くと、 バスタブに湯を溜めた。 「ユノ 起きれる?」 「無理……」 「そのまま寝たら、 腹壊すよ。 ほら、立って……」 僕は、 ユノに手を貸し、 バスルームに連れていった。 ユノをバスタブ... 続きをみる
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ユノの腰の動きが、 激しくなった。 フィニッシュが近いのかな…… 「あ…あ……達く チャンミン…… もう…達く……」 「達けよ……」 「う……ふ……」 ユノは、 前に触らなくても、 後ろだけで達ける。 「ああ……」 身体を小刻みに震わせながら、 ユノが達った。 白濁の液が、 僕の腹を汚した。 凄い... 続きをみる
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僕達は、昔からずっと、 過剰なストレスに、 さらされ続けてきた。 満足に、 外も歩けないほどの拘束。 寝る間も無いほどの、 過剰な仕事。 裏切り、妬み、嫉妬。 金銭問題。 それら全てのストレスを、 僕らは、性欲を発散する事で、 なんとかやり過ごしていた。 僕の初体験の相手は、 なんとユノだ。 たま... 続きをみる
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ユノは迷わず、 僕の股間に股がった。 男とのSEXに馴れたユノの身体は、 僕のモノを難なく飲み込んでいく。 「ん…んん……」 ズルズルと、 僕のモノは、 ユノの身体に包まれた。 「ふっ……」 僕も思わず、 快感のため息をもらした。 相変わらず、 凄い締め付けと快感だ。 腹に力を入れていないと、 ... 続きをみる
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「あ……ああ…… チャンミン…… いい…… いいわ……」 女が僕の上で、 腰を振っている。 胸のデカイ、 足の綺麗な女だ。 いつものサイトに頼んで、 来てもらった女だ。 あそこのサイトは、 女の子の質が良くて、 気に入っている。 女の腰の動きが、 激しくなった。 僕もそろそろ達きそうだ。 女の腰に... 続きをみる
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「ああ…… 開けちゃったんですか……」 「チャン…ミン……」 ユノは、背後を振り返った。 真っ暗な廊下を、 チャンミンが、 こちらに向かって、 歩いて来る。 チャンミンは、 ユノの側まで来ると、 床に転がっていた瓶を、 拾い上げ、 入っていた箱に、 積めてしまった。 「こんな汚らわしい物…… 僕が... 続きをみる
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