しばらくして、
ユノが再び寝入ると、
チャンミンは、
マネージャーに電話した。
ことの次第を話すと、
マネージャーは、ユノの家に飛んできた。
人の気配にユノが起きると、
マネージャーは、
ユノの傷だらけの姿を見て絶句した。
「マネヒョン……
ごめん……
俺……」
ユノが、謝ると、
マネージャーは、
何も言わず、
ユノを抱きしめた。
「大丈夫。
あとは、
俺達に任せろ。」
ともかく噂や写真の流出を抑えるのを最優先にし、
ユノの身体が回復するまで、
仕事は、調整することになった。
SMエンターテイメントが総力をあげて、
ユノの写真流出を抑えにかかった。
「残念だが……
この世界では、よくあることなんだ。
会社は、こういう事の対処は万全だし、慣れている。」
「慣れちゃいかんのだかな……」
と、マネージャーは、
小さく笑った。
幸いにも、まだ、
ユノの、そのような写真は流出していなかった。
ユノは、男達は、軍人みたいだと言っていた。
案外、
男達の目的は、
本当にユノの蹂躙だけで、
金や、それ以外の目的は、
無かったのかもしれない。
ならば……
と、チャンミンは、
思った。
『これから……
僕がやらねばならないことは、
一つしかない。』
チャンミンは、再び、
スマホを手に取り、
電話をかけた。