苦いチョコレート

東方神起ミンホ。闇小説(ホラー&暴力系)多し。

狂気と愛の境目18

事件後すぐ、

ユノは、病院で内密に検査を受けた。


性病等の感染の確認も含めた検査だった。



検査の結果が出るまで、


ユノは、なるべくチャンミンに、近寄らないようにした。



だが、チャンミンは、


ユノの尻の傷に薬を塗るのは、自分の役目だと、


ガンとして、譲らなかったし、


ユノが、

結果が出るまで、ダメだと嫌がっても、


かまわず、ユノを引き寄せ、情熱的にキスをした。



事件から、一ヶ月後、

ようやく検査結果が出た。



幸いにも、

ユノは、如何なる病気にも、感染していなかった。



二人は、ホッと胸を撫で下ろした。


しかし、

身体の傷が癒えても、


ユノは、チャンミンとのSEXを怖がった。



チャンミンも、

ユノに無理強いはしなかった。



ただ、抱きしめて、


ユノの身体を優しく愛撫した。



チャンミンの愛撫は、

毎日ちょっとづつ深くなり、


それに伴って、

ユノのSEXに対する恐怖も、

だんだんと、癒されていった。


心と身体の傷が、

徐々に癒されていくと、


ユノは、今度は、

犯人の動向や、警察の捜査の進み具合が気になった。



「警察とのやり取りは、

僕が、窓口になってます。」



チャンミンに、

そう言われた時は、

びっくりした。



「え?

なんでチャンミン?

マネヒョンじゃないのか?」



「マネヒョンは、

僕らだけを担当しているわけじゃ、ありません。

他のグループの仕事をしている時、

警察から連絡がきても、

対応できないでしょ?

秘密厳守な内容ですし、僕が、窓口になりました。」



「そっか……」



ユノは、納得した。



「はい。

だから、警察関係で、

何かあったら、

僕に、言ってください。」



「解った。」



捜査の行方は、気になったが、

賢い弟が対応してくれているなら、

自分がしゃしゃり出る幕はないだろうと、

ユノは、思った。



犯人が捕まったみたいだと、チャンミンから聞いたのは、


事件から、

4か月後の事だった。