白磁24
幸い、 チャンミンがいれてくれたカフェオレは、 普通のマグカップに入っていた。 どうみても、動物の骨入りのカップじゃない。 よかった‥‥ ユノは、安心して甘いカフェオレを、 飲んだ。 だが、胃が重かったせいか、 いつもはおいしいカフェオレが、 おいしく感じなかった。 だが、 チャンミンが、せっかく... 続きをみる
白磁 23
朝になり、 窯の火を消したチャンミンが、 戻ってきた。 チャンミンは、 シャワーを浴びると、 朝食も食べずに、 ユノにのしかかってきた。 「チャン‥‥ミン? あ‥‥ どう‥したんだ?」 穿たれるたびに、 チャンミンの髪から、 拭ききれなかった水滴か、 ポタポタと、 ユノの肌に落ちた。 「火を見な... 続きをみる
白磁 22
「テ、テミン!!」 「んふふ~ チャンミニヒョンでなくて、 がっかりした?」 テミンは、いきなり、 ユノの腹の上で、 腰を上下させ始めた。 「う‥‥ テミン‥‥」 「チャンミニヒョンは、 今晩は、寝ずの番だろ? 今夜は、俺と楽しもうよ。」 「ああ‥‥ テミン‥‥」 ユノは、チャンミンとのSEXの時... 続きをみる
白磁 21
その夜、 ユノは、チャンミンと一緒に夕食を取った。 夕食前に、チャンミンがシャワーを浴びに行った時、 ユノも一緒にバスルームに入り、 軽く抱き合った。 夕食後、 窯が心配だからと、 チャンミンは、 早々に窯の所へ戻った。 「一人にさせてしまって、 すみません。 今夜は、ゆっくり休んでくださいね。」... 続きをみる
白磁20
骨の事が、 少しひっかかった以外は、 何事もなく、 チャンミンとの関係は順調に続いていた。 相変わらず、 チャンミンは、 優しく、 羽振りがよく、 SEXがうまく、 ユノに夢中で、 ユノにとっては、申し分ないスパダリだった。 やがて、 次の本格的な窯の火入れの時期になった。 「火入れを始めちゃうと... 続きをみる
白磁 19
「チャンミン それ‥‥何?」 ユノは、チャンミンが、 窯からかき出した物を見て、 凍りついた。 「ああ‥‥ 犬の骨ですよ。」 「犬の骨?」 「はい。」 と、チャンミンは頷いた。 「近くの保健所から、 犬の死骸をもらい受けて、 燃やしているんです。」 チャンミンは、 火かき棒で、カランと最後の骨をか... 続きをみる
白磁 18
それからも、 二人は逢瀬を重ねた。 大抵は、チャンミンが、 ユノの店にステージを見に来て、 そのまま、 ホテルに直行した。 ごくたまに、 ユノが、まとまった休みが取れると、 ユノの方から会いに行ったりもした。 その日も、 珍しく5日間の休みがもらえたので、 ユノは、チャンミンの工房を訪ねた。 ユノ... 続きをみる