白磁 25
ユノは、ふっ‥‥と、目が覚めた。
辺りは真っ暗だ。
今が、何日で、
何時なのか‥‥解らない。
虫の鳴き声がするから、
きっと夜中なんだろう。
「チャンミン‥‥?」
ユノは、部屋の中を見回した。
チャンミンはいない。
「チャンミン?
どこ?
あっ‥‥」
立ち上がると、
チャンミンの放ったものが溢れ、
足の間をドロリと伝った。
身体はサラサラと乾いていた。
気絶してしまったユノを、
チャンミンが拭いてくれたのかもしれない。
だが、足についた汚れと
中を洗いたい。
ユノは、バスルームに行き、
シャワーを浴びた。
屋敷の中には、
誰もいないみたいだった。
チャンミンは、
どこへ行ったのだろう‥?
喉が渇いた。
ユノは、キッチンで水を一杯飲んだ。
キッチンの窓から、窯の方が見えた。
窯の辺りが、明るい‥‥
誰かいるのだろうか‥‥
チャンミン?
ユノは、窯の方に向かった。