白磁 9
絵付けが終わると、
約束どおり、
二人で、
少し早めの夕食を食べた。
「これから徹夜だから……」
と、チャンミンは、
その夜は、
酒は飲まなかったので、
ユノも、それに付き合った。
代わりに、
食後にコーン茶を飲んでいると、
「やっぱり……
少しだけ……」
と、
チャンミンはユノの手を引き、
客間に連れて行った。
ユノは、
客間のベッドに押したおされ、
服を全部脱がされた。
チャンミンは、
「綺麗だ。
素敵だ。」
と、繰り返し、
また、ユノの全身にキスをした。
最後には、
互いに咥え合い、
欲望を放出した。
心地よい疲れに、
ユノが、ベッドに身体を預け、
ため息をついていると、
「今日は、ここで寝てください。」
と、チャンミンが囁いた。
そして、
起き上がり、
服を着ると、
「行ってきます。」と、
ユノのこめかみにキスをし、
部屋を出ていった。
「いってらっしゃい……」
ユノは、
そのまま、ウトウトと眠りについた。
夜半、
ユノは下半身の違和感に、
目が覚めた。
小さな照明が点いていたので、
夜中でも、
部屋の中は、見渡せた。
ぼんやりした灯りの中、
ユノの下腹部に、
何か……
誰か……いる。
「ひっ!!」
ユノは、
思わず、
その誰かを、
押し退けようとした。
「し~
ユノヒョン。
俺だよ。
テミンだよ。」
「なっ!?」
テミンは、
ユノの下腹部から、
身体を起こすと、
ユノに向かって、
ニッコリと笑いかけた。