白磁 10
薄明かりの中、
テミンの白い裸体が、
浮かび上がった。
テミンは、全裸だった。
「テ、テミン?
何してるんだ?」
テミンは、
妖艶に笑った。
「ユノヒョンが素敵だったから、
我慢できなくて、
来ちゃった。」
テミンは、
再び、
ユノの股間に顔を埋めた。
「うっ……
や、やめ……」
「ふふ……
ユノヒョン……
チャンミニヒョンの、
匂いがする。
さっきまで、
チャンミニヒョンと、
してた?」
チャンミンと抱き合って、
そのまま寝てしまったので、
ユノも、全裸だった。
おまけに、
シャワーも何も、
浴びてない。
テミンは、かまわず、
ユノのモノを口に頬張った。
「ああ……」
深い快感にユノは呻いた。
「も、離せ……」
ユノは、テミンの肩を押した。
このままだと、
テミンの口を汚してしまいそうだった。
「口じゃ嫌なの?
じゃあ、こっち?」
テミンは、ユノの後ろを撫でた。
だが、そこは、
濡れてはいなかった。
「あれ?
チャンミニヒョンとしなかったの?
ユノヒョンって、
絶対ネコだと思ったのに……」
テミンは、
「じゃあ……」と、囁いた。
「俺が……ユノヒョンを、
受け止めてやるよ。」
テミンは、
ユノの上に、
ユルユルと腰を落とした。
テミンは、
驚くほどすんなりと、
ユノのモノを受け入れた。
それは、
この男がいかに、
この行為に手練れているかを、
物語っているかのようだった。
やがて、
テミンは、ユノの腹の上で、
妖艶なダンスを躍り始めた。
ユノの頭の片隅に、
チャンミンの顔がチラリとよぎったが、
テミンからもたらされる激しい快感に、
いつしかそれは、
どこかに、
追いやられた。