白磁 22
「テ、テミン!!」
「んふふ~
チャンミニヒョンでなくて、
がっかりした?」
テミンは、いきなり、
ユノの腹の上で、
腰を上下させ始めた。
「う‥‥
テミン‥‥」
「チャンミニヒョンは、
今晩は、寝ずの番だろ?
今夜は、俺と楽しもうよ。」
「ああ‥‥
テミン‥‥」
ユノは、チャンミンとのSEXの時は、
受け身だ。
それは、確かに失神するほどの快楽を、
ユノに与えてくれる。
だが、
ユノだって男だ。
付いてるものは、使いたい。
テミンとのSEXで得られる喜びは、
チャンミンとのそれとは、まったく違う。
ユノは、体制を入れ替え、
テミンを組伏せ、その細い腰を掴むと、
夢中になって腰を振った。
チャンミンに対する、
多少の後ろめたさはあったが、
ユノは、元々、
貞操観念の強いほうではないし、
快楽に弱かった。
「ああ‥‥
ユノ‥‥
ユノヒョン‥‥
すごい‥‥
いい‥‥
ああ‥‥」
テミンが白い喉を反らせて、
喘いだ。
チャンミンは、ユノの肌を、
乳白色で美しいと言うが、
テミンも色白だ。
月下美人のような、
青白い白だ。
ユノは、テミンの、
夜目に青白く輝くような肌を見て、
そう思った。
二人は、ほぼ同時に達して、
身体の繋がりを解いた。
「チャンミニヒョンに可愛がられ過ぎて、
ユノヒョン、もうダメかなと思ったけど、
まだまだいけるね。」
「ふう‥‥」とテミンが、
ユノの胸に頭を置いて、
満足のため息をついた。
ユノの胸の上に、
何かがシャラン‥‥と、触れた。
テミンがしていた、
ネックレスだった。
ユノは、それを手にとった。
ペンダントベッドが、
陶器で出来ている。
透き通った緑色の玉だ。
「綺麗だな。」
「気に入った?」
テミンが顔をあげた。
「これ、あげてもいいけど、
ユノヒョン、緑ってイメージじゃないよね。
ユノヒョンは‥‥
そうだな~赤がいいな。
血みたいな真っ赤な赤。
今度ユノヒョンに、作ってあげる。」
「やばい、そろそろもどらなきゃ‥‥」
と、テミンは急いで服を着た。
そして、
「チャンミニヒョンとばっかじゃなく、
また、俺とも遊んでね。」
と、チュッとキスをして、
ユノの部屋を出て行った。