苦いチョコレート

東方神起ミンホ。闇小説(ホラー&暴力系)多し。

狂気と愛の境目9

それからチャンミンは、

ユノが泣き止むまで、

ずっと抱きしめ、

背中を撫でていた。



ユノが落ち着くと、

バスルームに連れていき、

ユノが着ていた服を、

優しく脱がせた。



チャンミンの手が、

ズボンにかかったとき、

ユノは、少し抵抗したが、



「大丈夫だから……」



と、チャンミンはユノの手を握った。



ズボンは、ユノの後ろから溢れた出た男達の精液で、

汚れていたが、

チャンミンは、それを丁寧に畳むと、

脱衣場の棚の上に置いた。


それから、

浴槽に湯をため、一緒に湯に入った。


チャンミンは、後ろからユノを抱きかかえるようにして、湯に浸かり、


ユノの傷ついた身体を、

洗った。



チャンミンがスホンジで優しく傷口を撫でていくたびに、


ユノは、少しづつ、

傷が癒されていくような気がした。



最後に、

湯に浸かりながら、

チャンミンは、ユノの後ろに手を伸ばした。



「あっ……」



ユノは、ビクリと、

身を強ばらせた。



「大丈夫。

中を洗うだけだから……

力抜いて……」




チャンミンは、

ユノの後ろに指を入れ、

中を洗ってやった。



「痛い?」



ユノが小さく頷いた。



「切れてるのかな。

後でちゃんと見せて。」



ユノが、また小さく頷いた。



チャンミンは、なるべくユノに苦痛を与えないように、優しく中を洗ってやった。



「はい。

終わりましたよ。

あとは、流せば大丈夫です。」



「あ…りがと……」



湯の中に、

ポチャンと

ユノの涙が一粒落ちた。