苦いチョコレート

東方神起ミンホ。闇小説(ホラー&暴力系)多し。

狂気と愛の境目14

しばらくして、

ユノが再び寝入ると、


チャンミンは、

マネージャーに電話した。



ことの次第を話すと、

マネージャーは、ユノの家に飛んできた。



人の気配にユノが起きると、


マネージャーは、

ユノの傷だらけの姿を見て絶句した。



「マネヒョン……

ごめん……

俺……」



ユノが、謝ると、

マネージャーは、

何も言わず、

ユノを抱きしめた。



「大丈夫。

あとは、

俺達に任せろ。」



ともかく噂や写真の流出を抑えるのを最優先にし、


ユノの身体が回復するまで、

仕事は、調整することになった。


SMエンターテイメントが総力をあげて、

ユノの写真流出を抑えにかかった。



「残念だが……

この世界では、よくあることなんだ。

会社は、こういう事の対処は万全だし、慣れている。」



「慣れちゃいかんのだかな……」

と、マネージャーは、

小さく笑った。



幸いにも、まだ、

ユノの、そのような写真は流出していなかった。



ユノは、男達は、軍人みたいだと言っていた。



案外、

男達の目的は、

本当にユノの蹂躙だけで、


金や、それ以外の目的は、

無かったのかもしれない。



ならば……


と、チャンミンは、

思った。



『これから……

僕がやらねばならないことは、

一つしかない。』



チャンミンは、再び、

スマホを手に取り、


電話をかけた。