苦いチョコレート

東方神起ミンホ。闇小説(ホラー&暴力系)多し。

狂気と愛の境目2

「ほら!降りろよ!」



人通りの無い倉庫街のような所で、

車から引きずり下ろされた。



抵抗しようとすると、

足の脛やふくらはぎを、

思いっきり蹴られた。


折れたら踊れなくなる。


また、すぐに、

日本でのアリーナツアーがある。


足を折られたらやばい。



そんな考えが頭をよぎり、

ユノの抵抗を、

鈍らせたのかもしれなかった。



「入れ!」



倉庫の地下室のようなところに、

連れてこられた。



男達は、全部で4人いた。



皆、屈強な、

戦士のような身体つきだ。


軍の兵士なのだろうか……


ユノの抵抗は、

男達に、

なんなく押さえつけられてしまった。



地下室の床には、

薄汚いマットレスが、

一枚ひいてある。


ユノは、そこへ、

転がされた。



「ほんとに、

東方神起のu-knowだ。」



「すげぇイケメンだな。」



男達は、ニヤニヤして、

ユノを取り囲んだ。