苦いチョコレート

東方神起ミンホ。闇小説(ホラー&暴力系)多し。

狂気と愛の境目3

殴られた頭の痛みは、

相変わらず酷かったが、


少しだけ思考が戻り、

ユノは自分が置かれている状況が飲み込めてきた。



薄暗い地下室。


薄汚いマットレス。


ユノを見下ろし、

ニヤニヤしている4人の屈強な男達。



ヤバい……


女ではないが、

ユノは自分が置かれている状況が、

そうとうヤバい状況なのだと理解した。


こいつら……

金目的じゃないのか?


まさか……

こいつら……


俺を……?



案の定、男の一人が、

ズボンのベルトを、

カチャカチャと外し始めた。



「なあ、さっさとやろうぜ。

俺、我慢できねぇ。」



「脱がせろ!」



男達の手がユノに伸びた。



「やめろ!!

触るな!!」



ユノは、激しく抵抗した。


ユノは、武術の心得がある。


普通のヤツラなら、

簡単には負けない。



たが、男達は、

何らかの訓練を受けているようだった。


ユノは、簡単に押さえこまれた。


二人の男が、

左右から、

両手を押さえた。


三人目が足を押さえた。



足を蹴りあげ、抵抗しようとしたが、


三人目の男は、

ユノの足首の辺りに体重をかけ、



「暴れると、

足を折るぞ。」



と、不気味に笑った。



4人目の男が、

ユノの服を剥いだ。



「やめろ!

やめろ!」



現れたユノの乳白色な肌に、

男達は、息を飲んだ。